どなたでも、自由にお越しください。
日時 :平成27年1月24日(土)、13:30~
会場 : 名古屋大学文学研究科・文学部1階、大会議室(110教室)
内容 :
1)テーマ 「人類学におけるリスク研究の可能性-『リスクの人類学―不確実な世界を生きる』合評会-」
2)趣旨
本企画は、2014年5月に刊行された『リスクの人類学―不確実な世界を生きる』(東賢太朗・市野澤潤平・木村周平・飯田卓編、世界思想社、2014年)の合評会である。本書は、現代世界を浸食する(といわれている)「リスク社会」化という現代的なテーマについて、文化/社会人類学の立場から編まれた論集である。全11章に加え3つのコラム執筆者により、それぞれのテーマやフィールドから、「リスク社会」の微細な状況や多様な相貌を描き出し、「リスク社会」自体を再考する試みがなされた。
当日は、執筆陣より4名が本書の内容に基づき発表を行い、松田素二氏によるコメントを経た後、本書の評価や展望について議論を行うとともに、人類学におけるリスク研究の可能性と課題について議論する。
3)当日のプログラム
A)話題提供
・趣旨説明 東賢太朗(名古屋大学)/ 市野澤潤平(宮城学院女子大学)
・市野澤潤平 (宮城学院女子大学)
「リスクの相貌を描く人類学者による『リスク社会』再考」
・新ヶ江章友(名古屋市立大学)
「HIV感染リスク認知の『ずれ』:日本の研究者とゲイ男性のあいだの事例から」
・東賢太朗(名古屋大学)
「『待ち』と『賭け』の可能性:フィリピン地方都市の無職と出稼ぎ」
・日下渉(名古屋大学)
「マニラのスラムのスラムにみる生きのび方:相互依存と非公式な制度」
B)コメントと総合討論(参加者全員)
・ コメント 松田素二(京都大学)
・ 全体進行 佐々木重洋(名古屋大学)
終了後、懇親会
問い合せ先 : 佐々木重洋(名古屋大学・文学研究科)
sasaki@lit.nagoya-u.ac.jp
0 件のコメント:
コメントを投稿